内田聖良
UCHIDA Seira

 アーティスト、リサーチャー。見過ごされていたり価値がないと見做される物・物語を流通、保存すること、それによって規範を露呈させたり、あり得るかもしれない社会を想像するための作品制作・研究活動を行う。信仰や民話など、市井の人々の生活と密接に結びついた文化に興味がある。

Uchida(she/they) is a conceptual performance artist and researcher. She is interested in distributing and preservation of stories and objects that is regarded as no importance and values. By intervening in the circulation of stories by using everyday distribution services such as Amazon and sketchfab, she try to bend the process of making norms, and to imagine an alternative society.

Before_depilation girl だつもうまえの女の子

Artist Statement

I focus on the creativity that emerges in the face of uncontrollable and marginal situations. In the 20th century, this kind of creativity was recorded by Wajiro Kon(1888-1973) as sketches of barrack huts that were made by the victims, whose houses had been destroyed by fire, began to scavenge what materials they could find after the Great Kanto earthquake in 1923. And from these studies, he started “modernology”.
This creativity is not just seen in objects but also in methods. One is the circuit bending, led by Reed Ghazala(1953-) , which enables not only hackers but also amateurs to transform circuits into something weird (often transformed into musical devices) by short-circuit.
French philosopher and cultural theorist Michel de Certeau (1925–1986) called these creativities as “tactics” that are made by citizens in everyday life to creatively navigate or resist powerful structures (e.g., taking a shortcut through a park rather than following the officially designed street paths), whereas he used the term “strategies”,to describe the organized actions of those in power, such as governments or corporations, who structure and regulate society according to certain rules. In my work I often research cultures that are created by ordinary people and learn tactics from these and apply them into contemporary society where everyday life has extended to internet space and metaverse space.
For instance, “Marginal Bookstore” is an attempt to re-evaluate and redistribute what capitalism deems “not good” by using Amazon as a vast street or gallery. “Virtual Mementos Association” is a project to share private feelings and memories and to imagine others through anonymous items for those of us, prisoners of “echo chamber”, in a post-internet society where sharing and surveillance have become the same.
Power in the contemporary era also includes algorithms. Just as legends and myths have shaped societal norms over long periods of time, algorithms now control the circulation of stories and words. The more these words and stories are repeated, the more they solidify into “norms” and “laws” that regulate people’s lives. My works are practices of making tactics that allow those of us who don’t conform to navigate spaces dominated by these powerful systems.

私は、周縁的な状況で人々が発揮する創造性に注目している。20世紀、このような創造性は、今和次郎(1888-1973)によって、1923年の関東大震災後に家屋を焼け出された人々が、ありあわせの材料をかき集めて作ったバラック小屋のスケッチとして記録された。そして、その研究から「考現学」が始まった。
その創造性はモノだけでなく、手法にも見られる。 ひとつは、Reed Ghazala(1953-)らが行うサーキット・ベンディングで、この方法では、ハッカーだけでなくアマチュアも、電子デバイスの回路をショートさせることで奇妙なもの(しばしば音楽装置)に変身させることができる。
フランスの哲学者であり文化理論家であるミシェル・ド・セルトー(1925-1986)は、このような創造性を「戦術」と呼び、日常生活の中で市民が強力な構造を創造的に行き交ったり抵抗したりすること(例えば、公式に設計された道を通らずに近道をして公園を通り抜けるなど)を「戦術(tactics)」と呼んだ。一方、政府や企業など、社会を一定のルールに従って構造化し規制する権力者の組織的な行動を「戦略(strategies)」という言葉で表現している。
こうした「戦術」を、市井の人々が作り出す文化を研究することで学び、日常生活がインターネット空間やメタバース空間に拡張された現代社会に応用することが私のアーティストとしての仕事である。
例えば《余白書店》は、Amazonを広大なストリートやギャラリーに見立てることで、資本主義が「悪い」とみなすものを再評価し、再配布する試みである。また、《バーチャル供養講》は、共有と監視が同居するようになったポスト・インターネット社会で、「エコーチェンバー」の虜となった私たちのために、匿名のアイテムを通して私的な感情や思い出を共有し、他者を想像するプロジェクトである。
現代における権力には、アルゴリズムも含まれる。伝説や神話が長い時間をかけて社会規範を形成してきたように、今やアルゴリズムが物語や言葉の流通を支配している。これらの言葉や物語が繰り返されれば繰り返されるほど、それらは人々の生活を規制する「規範」や「法律」として固まっていく。私の作品は、こうした強力なシステムに支配された空間を、そうしたマトリックスに適合しない私たちが自由に行き交うための「戦術」を作る実践である。







yodare for peace
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
yodare for peaceクリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 4.0 国際 ライセンスの下で提供されています。.

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過去 ARCHIVE

京都のギャラリー16で個展があります。Kyotographieのフリンジ企画 KG+ pickup に選出されました。


QueeringDevine



ntticc2022
多層世界とリアリティのよりどころ Viewpoints of Reality in the Multi-layered World
会期:2022.12.17(土)—2023.3.5(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]  ギャラリーA ,ハイパーICC 
Venue: NTT InterCommunication Center [ICC] Gallery A, Hyper ICC


VOCA展2023 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─ The Vision of Contemporary Art 2023
上野の森美術館 The Ueno Royal Museum
会期 2023.3.16(木) 〜 3.30(木) 会期中無休

また、「AC2」にも、レジデンスで行った個展「バーチャル供養講」のレビューが掲載されています。書き手は奥脇嵩大(青森県立美術館 学芸員)さん。あのホラー映画が引用されていて、びっくり。面白いレビューになっていると思うので、読んでみてください。
下記URLから、DL可。https://t.co/w32GNxrd3O

— せ (@seee_r) June 16, 2022

Virtual Offering Tour バーチャル奉納ツアーを開催します




ACAC_VMA
開催中!!now!!ACAC特別仕様のお堂をご覧いただけます。
200years
1F「生活」エリアに参加!! I'm participated!!


liminal space
I was participating in 2021!!


YohakuWS202103
3月13日に、千葉市美術館で「図書室で新たな出会いを生む「余白しおり」をつくろう」ワークショップを開催


火曜日までradikoでアーカイブお聞きいただけます。とくに最後の一冊は奥の深〜い余白本でした! あのシミにそんなまさか…😱
ぜひぜひ📻 2020/11/04/水 14:00- https://t.co/ZQlLwmk4MD

余白本もまだまだ募集中ですっhttps://t.co/rnzXmcbzoC (リンク先下部に応募情報) https://t.co/srPr2zY47G

— 余白書店 (@YohakuShoten) November 8, 2020





TRANS BOOKs DOWNLOADs
It is now being held!!!! It will be held from Jun 1 to Nov 30,2020(Estimated).


書き込みやシミがあったり、何度もテープで貼ったりしてる本!

読まないけど引き取ってもらえないし、捨てるのは忍びない…という方、結構いらっしゃいますよね。この企画ではそういう読者の個性が出た本を募集してます!この機会に査定会に出して余白本グランプリねらってみませんか📗🏆 #エキマイク https://t.co/3lZKBXQWeT

— 余白書店 (@YohakuShoten) September 30, 2020


「あらためて"バ美肉 "って何だろう?」 9/26(土)21:00〜


第25回 日本バーチャルリアリティ学会 Open Virtual Exhibitionにて、研究発表(ポスター発表)をいたします。
タイトル:「バ美肉おじさん」の構成的理解:バーチャルとフィジカルのズレや隙間を強調する手法の研究
I will make a poster presentation at the 25th Annual Conference of the Virtual Reality Society of Japan.


2020年8月12日(水)19時30分-
内田聖良「バ美肉おじさんメソッド開発ワークショップ」中間発表

4月29日(水)19時30分-
内田聖良の「バ美肉おじさんメソッド」と小宮麻吏奈の「浦島能」プレゼン



2020,3,7 SAT - 3,17 TUE
AT PAPER.11 出版記念展示 at VOU 3F


奥多摩湖

αMプロジェクト2019「αM+」vol.1 国立奥多摩美術館
「国立奥多摩湖 ~もちつもたれつ奥多摩コイン~」

●会期: 2020年2月1日(土)~3月14日(土)
11:00~19:00 <※日月祝休>
●会場: gallery αM(ギャラリーアルファエム)

SICF19 受賞者展 2019.5.1-6 11:00-20:00 @Spiral, Omotesando, Tokyo


「メディア芸術クリエイター育成支援事業 成果プレゼンテーション ENCOUNTERS」
銀座ソニーパーク B3F
2019.3.1[金]ー3[日] 10:00-20:00
[トーク] 3日のみ
↑現状のリサーチとか実験の展示やアドバイザーのお二人と佐々木さんとトークあります!よろしくおねがいします。

 

Selected as Supported Plan, Project to Support Emerging Media Arts Creators 2018. 平成30年度メディア芸術クリエイター育成支援事業に《ちいさいまよい家/ちいさいまよい家のために》(仮)採択されました!

sicftrophy

Won, Judge's Award (Judge: Kao Kanamori), 19th Spiral Independent Creator’s Festival. SICF19にて金森香賞を受賞しました


10月29日(日)~から秋田県立美術館で開催する「あきたの美術 2017」に参加いたします。
10/29(日)~11/5(日)10:00~17:00
県立美術館のWebで会期が一日早くなっておりますが、こちらの秋田文化情報サイトのリンクをご覧ください!

かみこあにプロジェクト2017 、参加しました! 会期:2017年8月5日(土)〜9月17日(日)

2017年3月20日~5月9日 展覧会「凡人ユニットのぼんおどり〜結婚ってなに?〜」 秋田県秋田市BIYONG POINT にて開催しました!
ヤフーニュースに取り上げてもらっています。こちらからどうぞ!



展覧会「凡人ユニットのぼんおどり〜結婚ってなに?〜」 、京都府福知山市 まぃまぃ堂にて開催しました!

2016年8月26日 踊るよ!盆凡BONまつり を開催しました。前半アーカイブ後半アーカイブ

秋田に引っ越しました

2015年6月23日−7月5日  OVER THE IAMAS – イアマスを越えて企画で ♯5 内田聖良 '余白'の使用法 余白書店と道具 展を開催しました。

とうきょうにひっこしました

修士論文 情報化社会における「余白」の使用法 /The usage of ʻMarginʼ in the information society こちらからお読みいただけます。

文化庁メディア芸術祭 第18回 2014年 アート部門 審査委員会推薦作品に《余白書店》が選出されました。



shinbun

余白書店の記事が2014年11月1日の毎日新聞朝刊に掲載されました。

2014年11月1日−24日  若手芸術家・キュレータ支援企画 1floor 2014「またのぞき」に参加しています。


雑誌「SWITCH」8月号 テクノロジー+カルチャー ネ申ラボ ver.2.0 に掲載されました。"明日の天才を捜せ"という若手の注目作家を紹介するコーナーです。よろしければ店頭でご覧になってください。
雑誌「SWITCH」8月号 テクノロジー+カルチャー ネ申ラボ ver.2.0 >>>> http://www.switch-store.net/SHOP/SW3208.html


手垢本募集中!


★2014年2月11日 『としまのふるまい』カンパニーふるまい#2 「ファウンデーション」〜日常をふるまいからひもとく発表会〜 ステージ「価値」に出演します。
「ファウンデーション」の詳細

プロフィール



余白書店 第19回学生CGコンテスト銀賞|Silver Prizeを受賞しました。


AAFのコラムに書きました。お時間のあるときにお読みくださると嬉しいです。よろしくお願い致します。
#26 内田聖良(余白工事の会)


I exhibit and do performance at『FRISE』gallery as bon-jin unit,in Germany ぼんじんユニットがドイツのFRISEギャラリーで展示とパフォーマンスをします! FRISE Gallery


東京シバウラハウスのIAMAS東京展
「一歩さがって、二歩すすむ展」
で、ぼんじんダンスワークショップと、アーカイブ展示をさせていただきました。

ぼんじんユニットの活動ブログ「ぼんじんニュース」


☆★ぼんじんユニットで参加しました!☆★ 西宮船坂ビエンナーレ2012/NISHINOMIYA FUNASAKA BIENNALE 2012 2012年10月20日(土)~11月25日(日)

> ’AUDINARY people UNIT’ 「凡人ユニット」 を結成しました。「日常」や「特別ではない」 、人としての表現や、それらの概念を再考すべく、仕草を取り入れたフィジカルVJデバイスを制作したり、人の動きを取り入れたインスタレーションの制作を行なっています。

>岐阜に引っ越しました。

余白ネットワーク 、活動中。余白ネットワークはAAFに参加しています。




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2012/03/16-03/25 メディア・ジム 道具をつくる身体をつくる Document Media Gym  


内田聖良 機械の言語を身につける
contact Gonzo 能動的滑落としての「山サーフィン」の開発
ROGUES’GALLERY 農民車をつくる

開催期間: 2012年3月16日(金) - 25日(日)15:00 - 20:00 (ただし16日は18:00 - 20:00)
会場: コーポ北加賀屋(大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
料金: 無料
*会場はかなり冷え込みますので、暖かくしてお越し下さい。


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2011/12/03+04+17 メディア・ジム公開ワークショップ— Media Gym : 道具をつくる身体をつくる 

11月1〜3日 展示「ビーオーティー」/小金井アートスポットシャトー2F 記録をアップしました。>>>>字幕なしはこちら

展示に参加していました。 ----”YELLOW ROAD”---- ”ちいさな きいろいもの ”展 @VACANCE ORMORY
日常のアクション(おもにテクノロジーに関するものに対する)の記録をつけ始めました

AAF2011に、秋葉原ネットワークとして参加しています。

2011/6/26(日)シャトー・パフォーマンスアート・マルゴー Château Performance-art Margaux出演しました。 ☆★展示に参加しました。 「装置」@デザイン・フェスタギャラリー ☆★作品の記事 BY DF STAFF KOZUE☆★東京の条件works 新人枠として参加しました。ご来場の皆さんありがとうございました。

セイラのトライ&エラー(blogは更新されていません)

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からしくん